シンラドームでライブを見た

一時間前に出たのに、大江戸線で乗り換えミスというかなり初歩的なミス。
新宿線に乗るべきところをなぜ都庁前で降りてしまったのか自分orz
とりあえず、飯田橋→九段下と乗り換えて事なきを得るが……乗り換えで歩く時間とさらに降りて歩く時間が途方に暮れるほど。

もう、今日のエネルギー使い果たした。


というわけで、本日のイベントは科学技術館シンラドームで開催される立体視映像ライブ。科学技術館の通常営業とは別に、立体映像+チップチューンミュージックのアルバム「Overlappping Spiral/Saitone(VORC Record)」の発売記念ライブであった。
G-MotionとOrbitWheelの試乗会のときに誘われたもので、会場にて主催のオオタニさん、先日の試乗会でお会いしたあひるさん、いちるさん、終わってから小太郎さんとご挨拶。

……ここでpomeraが電池切れだよwww*1

チップチューンというのは、ファミコンゲームボーイなどの古式ゆかしき8ビットゲーム機の音源をそのまま楽器として使って演奏をしようというようなもので、テクノ、トランスの系譜に入るものと思う。
さっぱりわからない人は、DS用シンセサイザーソフト「DS-10」を思い浮かべると、たぶん近い。DS-10は最初からそういう用途で作られたソフトだが、ゲームボーイファミコンにはそんなソフトはないのでw、おそらくハックして使うんだろなー、と思う。想像として。
そういえば、DS-10を2台以上使ってライブ演奏をするっていう強者がいたりするが(baker氏とか)、DSの音源はきっとたぶんゲームボーイよりいいのだろうけど、やってることは似てるというか、打ち込み系トランスの人と親和性の高い分野。
本日も、ミキサーのようなものに、ゲームボーイがそのまま接続されていて、ゲームボーイの音源をそのまま鳴らして楽器として演奏された。
それに加えて、シンラドームご自慢の立体視映像とのコラボと相成った。


さて、このシンラドーム。前から来たかったんだけど、なかなかタイミングが合わなくて、実は今回が初見。
これは客席の上部に半球形*2の継ぎ目のない天井スクリーンを設け、そこに左右6個所合計12個所から投射されたステレオグラム映像(もちろん動画)を表示し、立体視用の眼鏡を掛けて見る、というもの。
本日は、音声についてはヘッドホンで直接配信して聞く、サイレント・ライブ形式だった*3
通常、このシンラドームではプラネタリウム的なプログラムや、微小生物の動き、その他の様々な科学的教育プログラムの立体視映像が提供されているのだけど、今日はそうした一般公開されている営業時間の後、夜19時スタートで、一般公開版とは異なるライブ用プログラムが上演された。
といっても、ストーリー性のあるドラマ映像ではなくて、例えて言えばWindows Media Playerの再生中イメージ映像を立体化させたようなものや、様々なオブジェクトを動かしているものなのだけど*4、いやー、なんかいろいろぞわぞわして面白かった。
それは映像であり、立体的に見えたり迫ってきたりするのは錯覚であるというのもわかってるんだけど、それが体感で1mから30cmくらいまでの距離に近付いてきて、勢いを増して自分を突き抜けていく瞬間ってのは、なんか身を固くしちゃうというか。身体がキュッとくるんですよ。キュッと。


シンラドームのような半球状立体視映像のシアターというのは、世界でも八王子とロンドン三鷹とハワイ*5と九段下の3個所にしかないのだそうで、シンラドームは八王子のものを手がけた開発者による三番目、最新のシアターであるとのこと。
あの没入感はホントに大変おもしろかったので、時間を作ってでも是非一度行ってみるとよいと思う。毎日6回*6上映している。定員は62名*7
いい歳をして科学にわきわきする少年の心を忘れないオトナだとか、不況の折、TDLまで行けない家族連れなんかが行っても十分楽しめます。


ライブ後、「あのスクリーンでシューティングやりたいよね!」「誰かがやってるのを見てるだけでもたぶんおもしろいよね!」「深海潜行映像とか」「4人くらいを一週間くらいシンラドームに閉じこめてウィザードリィをやらせるとかさあ」「リトルビッグプラネットをやったらおもしろいんじゃないかな」などなど、鼻息荒く妄想が膨らんだ。
もともとシンラドームは立体視映像を前提に作られているシステムであるため、サウンドなどの対応はまだまだこれからとのことだったが、今後は「科学振興用のプログラム以外に、こういったイベント的プログラムなどにも活用していきたい」ということだった。
むしろ、そっち方面の様々な活用が進んでいったら、よりいっそう面白いライブシーンが生まれてくるのでわないか、とか思うのだった。たぶん、打ち込み系が主流のボカロ系音楽とは、激しく相性いいと思う。Vocaloidにゃいと!とか、あそこでやったらスゴイと思う。*8
それにしても「ゲームだよ。やっぱこのスクリーン*9でゲームだよ!」と熱く語ってしまうのはゲーマー故かw


帰り、急がねばならない仕事のため、今度はきちんと九段下から新宿線で新宿方面へ。
乗り換えのため降りたついでに、eneloopを買い足そうと新宿ヨドバシに立ち寄る。そのついでに、新宿西口の魚河岸日本一にも立ち寄る。
残りの行程は全て立ちっぱなしで揺られて帰る。


帰りの大江戸線で、小学生を大勢連れた家族連れと乗り合わせた。
小学生が僕に気づいて、小声で父親に「お父さん、お父さん! あの人、髪の毛緑色だよ! なんで?」と報告すると、父親らしき青年は「人には事情があるんだよ」と答えていた。
事情は特にありませんがw、やっぱ小学生にヒソヒソと気にされるのは大変愉快。



追記。
Engadget Japanによるレポート。12/21(日)に同じ内容のライブが行われるに当たって、一名様ご招待とのこと。
http://japanese.engadget.com/2008/12/18/3d-vj-event-at-synradome/

*1:pomeraについては別記w

*2:実際には半球よりもっと深度の浅いおわんを伏せたような感じ

*3:機器の接続不具合もあって、僕の席ではヘッドホンからの音声が鳴らなかった(´・ω・`) シンラドーム内スピーカーから音が出ていなかったら、ホントにサイレントなライブで寂しい気持ちになってたかもしれん(^^;)

*4:映像プログラムはそれぞれのプロジェクターを制御するPCを連携させて表示させているのだそうで、PCそのものはビデオカードはいいのを積んでるけど「普通のWindowsPCです」とのこと。vistaでした。

*5:思い切り間違えてましたorz

*6:プログラム3種を2パターンずつ

*7:立ち見なしwで座席定員分しか入れない

*8:ただ、何しろ収容人数が62名分しかないのでw 大きい人数が集まるイベントは難しく、クローズイベント、プライベートイベントに限られてしまうというのが目下の悩み所かも。

*9:直径10mの半球状立体視シアターで、かw