FTP

管理しているサイトの更新の大部分はブラウザ上から行っているのだが、CGI/PHPを介さないものはFTPから行わなければならない。もう9年も前に更新完了しているFTPソフト「RootFTP」が使いやすくてそのまま使い続けている。そういやエディタも1995年更新完了のWzEditor1.0 for 32bitを騙し騙し(ry


で。
アップデート作業の途中にハングアップした。
たまにあることなんで、落ち着いて再起動したら、iniファイルの一部がごっそり消失してた。接続先ホスト情報とかがたんまり書き込まれている部分で、この古いFTPソフトでは一括してiniファイルでそれを管理している。
まあ、よくあることなんで、慌てず騒がずバックアップから書き戻そうと思った。
えーと、バックアップ。バックアップ。バック……あり?


仕事柄、データが飛ぶというのは最悪なので、作業中の仕事のデータファイルは頻繁にバックアップを取っている。逆に言うと、ATOKのユーザー辞書ファイルを除いて、ツール、アプリケーションの類は、web上から何度でも最新版を入手できるので、インストール済みソフトの一覧*1以外は、最近はあんまり手元に置かなくなった。
そこが盲点で、日常的に利用しているソフト*2のバックアップが取れてなかったorz


幸い、作業環境の足並みを揃えてあるサブマシンから、世代の古いiniファイルを吸い出して調整し直すことで事なきを得たが……これはヤバイ。多分、Program Filesにフォルダを作るタイプのソフトの幾つかのうち、iniファイルのバックアップをきちんと行ってるものは、あんまり多くない気がする。*3


PCの突然死、HDDの突然死というのは事前に予見ができそうでできない。というか、異音が出たときには既に手遅れ。最近はHDD×1ドライブを2分割して2ドライブにしてるケースや、SSDを利用しているケースが増えているのだが、パーティション分割している場合、ドライブが物理的に*4逝ってしまった場合は、システムドライブもデータドライブも同時に喪失するし、値段が下がってネットブックなどへの搭載が増えているSSDの場合、HDDと違って「今から壊れます!」という警戒音wというか直前の異音もないわけで。
そうなると、やっぱ最低でもRAID組んだバックアップシステムに定期的に流し込んでおくっていう習慣は必要かもなー。


ちょっと前に脳みそホエホエの中の人から「ドライバアップデートしたらPCが変になりました!」という切迫した電話を晩飯の最中に貰ってw、話を聞いてもなんか不具合理由がわからなかったので、「選択肢は二つ! 最後の手段は再インストールしろ! だがしかし、その前にシステムの復元を試せ!」とアドバイスしたら、システムの復元で事なきを得たとのことだった。
何か怪しい変更を加えた直前の復元ポイントまで戻す、というのが「システムの復元*5」だが、これって滅多な機会でもない限り使わない救済手段なんで、普段は完全に忘れてる。数年に一度縋るかどうかだし、ヘタしたらこの機能があることを知らないユーザーも増えてるんじゃあるまいか。


データのバックアップと、設定のバックアップは、普段殆ど気に掛けないものだけに重要というか。
いざ、という緊急事態が起きてから、それこそ泥棒を捕まえてから縄を綯うのでは間に合わないわけで、その意味でも何事も冗長性の確保って無駄なように見えて最重要だよな、とか思った。*6

*1:を兼ねたポップアップソフト

*2:特に、Profram Filesにフォルダを作らないフリーウェアの類

*3:普通、Program Filesはバックアップの対象外じゃないかなと……orz

*4:例えばアームとかが

*5:スタート>プログラム>アクセサリ>システムツール>システムの復元

*6:超-1=恐怖箱は元々「超」怖い話存続のための冗長性確保のために始められたものだが、「予備」「予備の予備」が潤沢であること、それが常に保証されていることというのは、やっぱ重要だと思う。才能の枯渇や才能を有する個人の喪失というのは、HDDのデータ喪失と同様に、事前に予見できない性質のものだから。サービス(この場合、連続性のある同一レーベルとか)を必要とする読者が持続的に存在する限り、冗長性を確保してでも不慮のの事態に備えるというのは、もはや逃れられない必要条件なのだなあorz