都議選

今週末には都議会選挙があるので、うちの周囲もいろいろ喧しい。
んで、仕事してたら午後遅くに電話掛かってきた。

「都議会選立候補の○○○のご支援のお願いのため、お電話をさせていただきました」
「どちらの政党ですか?(最初に所属政党名乗れよ)」
「あ、幸福○○○党です」
「この電話番号はどちらでご存じになりましたか?」
「あの、(暫く相談)そちらのご町内の町会名簿から」
「町会名簿をどちらから入手されたんですか?」
「ええと、その、(暫く相談)町会長さんから」
「町会名簿は、政治的活動に使わない(いずれの政治的運動にも偏向して荷担しない)という約定があった気がするんですが、町会長が名簿を提供したんですか?」
「あの、(暫く相談)町会長ではなく町内の支援者の方からご提供をいただいて」
「町会名簿はそういった目的に使用することを目的に作られたものではないはずなのですが、それは町会名簿の作成目的から外れますね」
「政党活動として正当な手続きのもと、活動しております」
「町会名簿を提供された会員の方というのはどなたですか? 目的外使用について、その意図をご当人に確認したいと思うのですが」
「(暫く相談)あの、一応個人情報ですので、そういったことはお教えできないのですが」
「あなたが今掛けているうちの電話番号は個人情報なんですが。この家の電話番号及び住所情報を町会名簿に載せていますが、そういった活動に流用し、個人情報を活用してよいと許諾していない以上、あなたがしていることは、当人が許諾しない個人情報を不当に使用していることになりますよね」
「(暫く相談)正当な手続きのもと、活動しております」
「それで、町会名簿を提供した方についてお伺いしたいんですが」
「(暫く相談)改めてお調べしてご返信させていただきたいと思います」


それっきり連絡がありませんが、「町会名簿が町会会員から提供されたものだ」とはっきり即答できるのに、提供者名の開示に相談が必要で、これだけ時間が掛かるというのはどういうことなんでしょ〜、と思った。
そもそも本当に「町会名簿を提供した会員」が実在するのかどうかも怪しいし。実在しない町会員の名前を挙げてそれが嘘とばれたら一大事。実在する町会員の名前を挙げて「そんな話は知らない」と言われたら一大事。
もし、今後このエントリの更新が長期に渡って滞ることがあったら、そのときは、奥さん事件です。

政治活動は個々の思想の自由に基づき、個々が正しいと思ったことを法を遵守した上で大いにやるべきだと思うんだけど、それがどこの政党であれ、瑕疵が少しでも残る方法を取っていると、いろいろ話が広まっちゃって大変だな。


ところで、最近はこうした政党(立候補者)ご支援のお願いというのは、携帯電話からするんですかね?
着信記録に080から始まる携帯電話の番号が残っていたので、改めて掛け返してみた。同じ人が出たので「先ほどの件ですがどうなってますか」と聞いてみたけど、問答は同じだった。
それにしても相手が着信後に名乗らないんですよね。なんというか、掛かってくることを想定していなかった的な反応。
この携帯電話個人所有のものじゃないのかな。