ニンテンドーDSi LL
ようやく正式発表。
なんというか、ご当地ビッグサイズポッキーとか、ご当地ビッグサイズアポロとか思い出した。
DSiとは見たところスペック的な違いは、
- 画面サイズが3.25インチから4.2インチに
- 視野角が広くなり、のぞき見が一層楽に
- カラーバリエーションが渋いワインレッドとブラウンに
といったところか。
これはやっぱり間違いなく、壮年以上高齢者向けDSiなのは間違いない気がする。
まあ、ご当地DSiとはいえ、天地左右ともに二倍、計4倍の大きさに! というようなトチ狂ったサイズ拡大ではないようでw、僕の持っている近いガジェットで比べると、ポメラの幅があと2〜3cm拡がったくらい、か。厚みは2mm増えたかどうかぐらい。
ただ、重さはほぼ100g増えている。これはモニタだけでこの重さっていうのは考えにくいので、バッテリーが増えたと考えるべきか。
駆動時間が、DSiの2時間30分からDSなみの3時間に戻っているところを見ると、モニターの拡大に合わせてバッテリーをかなり増やしてきた様子。
DSユーザーでまだDSiに移行していない人、または「これからDSiを買うお年寄り」なら、DSiLLを選ぶほうがいいかもしれない。それと老眼が厳しくなってきた人とか。
欲しいか、と問われると……うーん、微妙w
理由として、
- 100gも重いのは、持ち歩き片手間機としては不向き
- 基本はDSiと同じで、独自機能・新機能はプリインストールソフトの増量以外にない
など。
僕は新機能があるものが好きなので、液晶大型化以外に新味がないなら、特に食指は動かない。*1今の時点だったら、DSi LLよりPSPgoのほうが欲しいw
でもDSi LLはそもそも既存のDSiユーザーは対象にしてないと思う。
液晶サイズが大きくなったのは、このカラーバリエーションから言っても、やはり老眼対策を施した壮年・老人など高齢者層をターゲットにした、ということに尽きると思う。大きな液晶以外にも、それとわかるポイントがある。
- プリインストールされたDSiウェアが、「脳トレ(文/理)」と「辞書」であること
- ワインレッド、ブラウンなど、シックな色合いで、高齢者が持っていても気恥ずかしくない配色の筐体色
- 同梱のタッチペンが本体収納型×2本から、本体収納型(細)×1本と、一般的なペン型(太)の2種になった
などから見て、DSi LLは、外出時に持ち歩いて移動や休憩などの小さな可処分時間を食べる機械ではなくて、外出はせずに屋内で過ごすことが多い人にとって、屋内で持ち歩いて移動できる程度の可搬性を持った機械、可処分時間単位は屋外で遊ぶ人よりも長い、という感じだろか。
無論、DSiユーザーではなくて、初代DSユーザーの買い替え促進も多少はあるかもしれない。小学生で初代DSを買ってもらった子供達は、たぶんそろそろ中学生か高校生になっているはずだ。ぼちぼちあのデザインは気恥ずかしいw
が、持ち歩きを考えたらやっぱDSi LLよりはDSiだろとも思う。*2
そんなわけで、DSi LLは、本当は「DSi Senior」という名前で売りたかったんじゃないかなあw
*1:iPod touch 64GBに飛びついたのは、アレは64GBであることに最大の意味があったから。おかげで、残り容量を当面は心配せずに新曲補充ができるようになりました。