旧友邂逅

そういえば、昨日は「殯」にもネタ提供をしていただいたミュージシャン・まぽちょびさんのライブにお招きいただいて行ってきた。
ギター一本のワンマンライブなのだが、相変わらず、押尾コータローのような激しいギターと往年の松山千春のような色気のある歌声、そこに落としどころのわからないつぶやきシローのようなもそもそしたMCのギャップが魅力でありました。
早く音源が欲しいものだ。


その後、晩飯なに食おうかなと駅前の西友で海鮮を物色していたら、久々に塩田に会った。そういえばこないだもばったり遭った。
同じ町内に住んでるんだから、もっと顔合わせてもおかしくなさそうな気がするんだけど、互いに「引きこもってキーボードを叩く」という稼業のせいか、なかなか会う機会がない。
「立ち話もなんだし、飲み行く?」と誘ったら、
「んー、行くー」というので、
とりあえず、んじゃ近場でね、ということになってそのへんの店に。


普段はあんまり外で飲まないんだそうで、僕よりも長くこのへんに住んでる割に「店とか入ったことないからわからん」とかいう。ロマンス酒場も鳥貴族も、できてから1年以上経ってるぞ、とかなんとか言いつつ、適当に。


塩田とは、思えば高校の2〜3年頃から、上京する前、もちろんこの商売を始める前からの付き合いなので、この業界では相当古い知り合いの部類に入る。
上京してきてすぐの頃、「バイト捜してるんだよ」と言ったら、当時塩田が出入りしていた編プロを紹介してくれた。
そこで樋口さんやしょーこっさんと出会うことになるわけで、あのときあそこに連れていかれなかったら、塩田と知り合いではなかったら、今の自分はないなあ、と思う。人の出会いは数奇なり。


昔懐かしい先輩や同僚、同期の近況やらなんやらを暫し情報交換。
現役で頑張ってる人、失脚した人、消息不明の人、死んだ人、などなど。20ウン年もやってると、連絡の途絶える人のほうがむしろ多いものでもあるので、プチ同窓会めいた様相に。


上京してからの20ン年間で僕は10kgくらい太った*1んだけど、塩田はこの20ン年間で「少なくとも20kg以上」は太ったらしい。
「正確な体重は?」
「んー、体重計ないからわからん」
そうか、丸くなったな。顔がな。
体型的・体力的な話もさることながら、20ン年もやっているとさすがにいろいろ疲弊するよなー、的な話などで盛り上がる。
まあでも、大きな病気もなく食いっぱぐれることもなくやってこれてるのだから、我々は恐らくマシなほうなんでないかい、てな当たりで話にオチが付いた。

*1:が、持っているコートが着られなくなるのが悔しいので、辛うじて体型維持を頑張っているw