賞金総額
実話怪談著者発掘大会・超-1は、2006年の第一回開催時に賞金が付いた。
このときの賞金は、ランキング1位に15万円。
結局、久田樹生・松村進吉と、二人のランキング1位が出て、賞金は二人で分けるのだった……ということはなく、きちんと倍額、それぞれに15万円が支払われた。
「超」怖い話の共著者*1を見つけるための催しということで、2年目以降はそもそも予定されていなかった。このため、賞金が付いたのは1回目のみで、2回目からは「怪コレ(傑作選)の印税をもって賞金とする」という現在の体制になった。
そして今回、5周年。
「超」怖い話だって、91年に最初の一冊目を出したときには、その後19年にわたって続くシリーズになるとは思ってもいなかったのだが、超-1もまさか5年目を迎えることができるとは思っていなかった。
その5年目を迎えた2010年の超-1に、賞金が付いた。
ほんのちょっとでもいいんですよー、どうでしょうー、賞金とか出ませんかねー、とお願いし続けた甲斐があった、というか。4年目までの実績、超-1と恐怖箱というレーベルを作り上げた、応募者、参加者、そこからの輩出者各位の成果であり、手柄であることは間違いない。実績がなかったら、実現しなかった。
「超」怖い話の二度の復刊もそうだし、超-1の2年目以降の継続もそう。結局、「超」怖い話とその眷属は、いつだって読者の「推す力」によってその命運が左右される。僕などは、その下僕としてご奉仕させていただいているに過ぎない。
此度の賞金も、5周年への感謝、応募者・参加者・輩出者によって用意することができたものであるわけで、これを受け取る資格が超-1応募者・参加者にあるのだと思う。
そんなわけで、超-1/2010。
賞金総額は、50万円です。
内訳は、元旦あたりから追々。
開始は2010年2月1日から。
参加資格は問いません。
ネタがあれば、かき集めておいて下さい。
*1:当初予定では「3人目の」というコンセプトだった