バグがあるような気がする -その2

渦中に書いた「バグがあるような気がする」のメモの続報を、忘れないうちに書いておく。

環境

OS:Windows7/64bit版
IME:ATOK2009(ローマ字入力
症状の出るソフトウェア:

  1. JustRight!4
  2. InDesign CS4(CS3でも)

症状

●JustRight!4
修正文字列をドラッグして選択し、上書きで修正しようとすると、選択していない直後の文字を巻き込んで上書きしてしまう(一文字消える)ことがある。
発現のトリガーは不明。


InDesign CS4
レイアウト編集画面で挿入修正をしようとすると、直前にタイプしたキーボードの文字(アルファベット1字)が変換されずに入力されてしまう。そのままにしておくと、付加される無変換アルファベットは、蓄積されてどんどん増えていく。
発現のトリガーは次項の通り。

症状発現のトリガー

●JustRight!4
発現トリガーは不明。


InDesign CS4
1)起動後、レイアウト編集画面にする(この時点でIMEはオフ)
2)レイアウト編集画面を「編集モード」から「プレビュー」にする
3)プレビュー画面で日本語挿入のため、IME(ATOK2009)をオンにする
4)(3)のままの状態で、対象文字列をドラッグ
5)ショートカット「Ctrl+Alt+R」でルビ入力ダイアログを呼び出す
6)ルビ入力ダイアログでIMEをオンにする
7)ルビを書き込む
8)ルビのプレビューにチェックを入れる
9)IMEをオンにしたままルビを確定
10)レイアウト編集画面(プレビュー)でIMEがオンになっていたなら、そのまま日本語入力すると、症状が発現する*1


(9)のとき、IMEをオフにしてからルビを確定させると、(10)の症状は発現しない。一度発現した場合も、ルビ入力ダイアログでIMEをオフにすると、レイアウト編集画面での誤動作は発現しないが、ルビ入力ダイアログで毎回同じようにIMEを切ってから戻らないと、無変換アルファベットはどんどん蓄積されていく。

怪しいもの

(1)JustRight!、InDesignそれぞれに動作バグがある可能性
(2)JustRight!とInDesign、それらとATOK2009の相性問題
(3)ATOKN2009に動作バグがある可能性


(3)の可能性は低いかなと思ってきたのだが、InDesignの不具合がIMEのオンオフと関わっていることから、ATOK2009に対する疑いが若干濃厚になってきた。
以前、WindowsXP環境で、InDesign CS3+ATOK2009を使っていたときにも同様の問題があった。XP環境でInDesign2.0+ATOK2009以前のときには、記憶にない。
ATOK2009使用時の文字化けは、他にヴィレッジセンター製「WZ Editor32 Ver.1.01」でも出るが、これはさすがにソフトのほうが古すぎるのと、見かけ上の脱字が出るが、実際のデータに影響はないため除外。
すると、少なくともJustRight!とInDesign以外の文字入力を必要とするソフトでは影響はなく、この2本でのみ発生する。


ATOK2009の疑いはなお大きいのだが、同じジャストシステム製品のJustRight!で発現するのはちょっと謎。(このJustRight!での不具合は、前バージョンの3や2でもあって、直らなかった)
InDesignの不具合は、CSシリーズになってからだが、CS3の初期はATOK2007を使っていた。そのとき問題が既に出ていたかどうかはあまり記憶にないので、ATOK2009から、とすべきかもしれない。


原因がいずれか単体にあるのか、相性問題なのかはわかりかねる。
どちらもユーザーがあまり多くなさそうな専門性の高いビジネスソフトなので*2、追試験はちょっと難しいかもしれないのだが、どちらか一方でも持っている人は、ちょっとお試しいただきたいような……。


とりあえず、どれが原因かわからんので、Adobeジャストシステムの双方のサポートに連絡してみます。
誤字脱字があってはならない業種の作業をサポートするソフトウェアが、誤字脱字を増やしてしまうというのは実際かなり致命的。バグフィックスしてほしい。

*1:他のウィンドウを触れるとかは、関係なしでした

*2:値段もお高いです……orz