Coolware 首輪型クーラー

先だって、鬼のように暑い日に衝動的に注文した「首輪型クーラー」が本日到着。



内容物は本体、電池、給水用ボトル。



本来左右に吸水口があるので、そこから水を入れる。
入れたらドバーと水が漏れた。
内部には保水用の布製部品があるのだが、その保水能力を超えた水を入れると、全部隙間から零れるらしいorz
適正量は恐らく1〜2cc



本体背部にスイッチ。このスイッチの下に電池ボックスがあり、単三電池1本が入る。取説には3〜4時間保つとあるが、試してみたら6時間以上連続使用しても電池切れなかった。
スイッチはオフ、Low、Highの3種。LowとHighの差はほとんど感じられない。


構造としては、ファンから冷風が出る……というのはあまり重要ではなくて、頸動脈を左右から挟み込むアルミヒートシンクで「ひんやり」感を醸し出すものなのだが、そのアルミヒートシンクを冷やすのに、水を蒸発させて気化熱を奪う、というものらしい。
エアインテークから吸い込んだ空気がスイッチ付近のファンから外に吸い出されるまでの過程で、ヒートシンクを濡らしている布のヨコを通る。ここで気化熱が奪われ、ヒートシンクが冷える。



実際に装着するとこんな感じ。
日陰のアルミサッシに触ったようなひんやり感がある。
だいたいそう言うのは触ってすぐはひんやりしてんも、あっというまにぬくまってしまうというか体温と同じになってしまう。冷やしタオル系の冷やしグッズも同様だ。
Coolwareもスイッチをオフにしているとすぐにぬるくなるが、スイッチをオンにしているとヒートシンク効果が持続し、いつまでもひんやりしている。これは間違いない。
ファンから出る冷風は期待したほどではないが、ヒートシンクの皮膚への設置面積が思いの外広いので、「湿らずにずっと冷たい濡れタオル」という感じ。
むしろ濡れタオルより冷却感の持続時間は長いと思う。


ファンの回転による駆動音、騒音は若干発生するが、「頭を冷やすのに扇風機を耳元で回しっぱなし」に比べればずっと静か。
静音系PC用ヒートシンクファンと同じようなものを使っているんじゃないかと思う。
小一時間も装着していると、音はほとんど気にならなくなる(他の騒音のほうが大きい)。


課題点がないではない。
水の給水量が思いの外少ない。
まあ、僅かな水でも冷え続けるので効果にはあまり問題はないのだが、入れすぎた水は全て「隙間から溢れてくる」。
補水用部材としてオムツとか生理用品とかの保水能力が高いポリマーを使うってどうだろう、と本気で考えた。
ただ、保水能力が高い=いつまでも水分が残っている=黴びやすいということでもあるわけで、そこらへんは痛し痒し。


それでも濡らしタオルを首に巻いてTシャツのフチに染みを作るよりは、ずっといいと思う。

COOLWARE Personal Cooling System- Neck Cooler NEW | eBay
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