創業一周年総会

今週は竹の子書房創業一周年ウィーク。いやもう、体力的にコミケに行ける歳ではありませんでな、げふんげふん。


数人の与太話を全力で真に受ける、というところから始まった竹の子書房ですが、一年続きました。名簿にあるだけでも社員数120人を越えました。
んで、その一周年総会*1には、総勢23人が集結。社員全体の1/5〜1/6くらい?
「人選がよくわからない合コン」
と誰かが言ってたw


デザインを司る装幀課に新メンバーが加わり、創業当時あれほど足りない足りないとぼやいていたイラストレーターも増え、もはや足りないのは組版課のみというか、やっぱこの「編集/組版」という工程は案外重要というのを再認識したというか。
今後、ePub/XMDFへの対応もだけど、「InDesign以外のツールからPDFを吐き出す」という形での対応はどうだろう、というような話も出た。コミPO!から吐いたPDFを見せていただきました。これはこれでいけると思った。


そんなわけで、「技術研究」だったり「実験」だったり「習熟練習」だったり「特訓」だったり「隣接業種間の情報交流」だったり、要するに「いい歳をした大人の放課後活動」と称してそれぞれの社員がそれぞれのペースで好き勝手にやって一年。
「試験と就職斡旋と授業料のない専門学校」
というような評もいただきましたw
ソフトのTipsから、ある種のノウハウの共有、切磋琢磨の側面もあり、確かにこの評は一種的を射ている。
同人誌ではなく、ビジネスでもない。焦りと命の危険がない虎の穴*2、というのは当たってるかもしれない。


電子書籍の時代到来」
「もう紙の本は古い」
とか言われて幾久しく、ああ紙の仕事はなくなるんだ、早く電子書籍に対応しなくちゃ! という感じで、新技術への不安感と漠然とした焦燥感をベースとした緩い勉強会的な性格を併せ持つ竹の子書房という集団は、ジャンルを固定せず、締切を設定せず、本業圧迫せず、余技でやれることを探す、というところに留まりつつ、「どこまでいけるかな?」を手探りし続けてきました。
結論が出てないので、また一年、来年もこんなふうにやってられたらいいねえ、できれば飲み代を捻出できるくらいになってたらいいよねえw という、これまた緩い野望を再確認。

*1:総会としては三回目

*2:同人誌ショップではないほう