部屋が41度

普段、パソコンの電源はほとんど落とさない。
寝ているときも、外出中も。
これは一種の職業病からくる「耐えず情報収集したいから」というのと、「安定して稼働している機械は、止めるときと再起動するときが一番不安定になる」の法則から。
さすがに三日以上の旅行などでは落とすけれども、一泊二日程度だと落とさない。
という慣例で、今回も落とさずに出掛けていた。
さすがにエアコンは落とす。今回もエアコンは落とした。
また、液晶モニタはスリープになっていても猛烈に熱を持つので、これも離席するときには意識して電源を落とすようにしている。今回も落とした。
最近、ゲリラ豪雨もしばしばあるので、窓もしっかり施錠していった。
その結果……。


帰ってきたら、室温が41度とかになってました!(夜10時くらいとかで)


まず、ドアを開けた瞬間に熱風が吹き出してくる。
これがバックドラフt(ry
次に、エアコンも扇風機も点いてないのに、ファンが囂々と悲痛な音を上げている。
見ると、スリープしてあったはずのカラーレーザープリンターが「冷却しています!」という悲痛なメッセージを表示したまま、冷却ファンを回し続けている。しかし、吸い込む空気も41度以上あるわけで、熱風を吹き付けているだけなので、一向に冷えないまま、ずっと冷却を続けてきたものと思われる。
次にパソコンのHDDが45度越えてる。SSDは100度まで稼働するらしいが、HDDはそのようにはできていない。通常時の稼働温度は35〜37度くらい。


とりあえず窓を開けて熱気を抜く換気を、と思ったが窓の外から入ってくるのも大して違わない熱風(´・ω・`)
まあ、41度よりはマシだけど……。

取り急ぎ、エアコンを21度強に設定して室温冷却。
エアコンを12分連続で動かして、漸く室温41→37度。
カラーレーザーの冷却ファンは止まり、HDDは45度から43度へ。2度しか落ちない。


その後、90分間冷やし続けて室温34度、HDD41度。
エアコン停止した部屋ですらこんだけ熱くなるわけで、被災原発の冷却機能喪失たるや。
結局、仕事用機材が安心できるレベルの室温/機温に戻すまでに、さらに数時間要した。
その間に掛けたエアコンの電気代とか考えると、もしかしたら最初から回しっぱなしにしておいたほうが安く付いたのでは、と思わないこともない。
もし、パソコン本体やHDDが熱暴走や熱破損していたらと思うと背筋が凍る。



パソコンを業務用の基幹データサーバや工場の工作機器に置き換えると、「節電が基幹システムに致命的な影響を与えた場合の損失と影響の大きさ」に血の気が引く。


極端な例ではあるけど、身近で実感できる「今の日本」の好例かもしれない。