Arrows Zのアプデの結果
昨晩のアプデ直後の時点では、いつも使っているBatteryViewEX、BatteryMixともに「満充電からの稼働時間」は7〜8時間程度だった。
アップデート前は同じ条件で10〜11時間と表示され、実際にそのくらい持つ感じだったので、アプリに不具合なしと考えるとアップデートによってダウングレードということにorz
実際、最初の10%の減り具合は半端なく、アップデート前よりも急速に電池消耗しているように見えた。
グラフ左の歪な下りは12/28の昼前頃から晩くらいまでの消費曲線。前半は控えめ、打ち合わせ中に何度かブラウザを使い、後半は「後は帰るだけ」なので余裕を持って消費するので、だいたいこういう曲線になる。ネットを使い始めると釣瓶落としになるのは仕様。
グラフ右中、充電後に一度かくんと落ちてるのはケータイアップデート中。充電しながらのアップデートはできず、必ず「十分に充電してから(そして温度が低い状態で)アップデートするように」と指示が出るため。
そして最右の下りが、アップデート後の最初の起動後、満充電からドカンと落ちた様。
Arrows Zは満充電(100%)でいる期間がほとんどないスマホで、満充電になった後も充電し続けると、充電を切って30分ほど放電し、95〜6%まで下がったところで再度充電をする、という機構になっている。このため、外出のタイミングによっては「スタートは95%から」となってしまうのもざらorz その後、1時間に10%のペースで削れていくわけだからたまらんものがあった。
このグラフはドカンと落ちた後に再度充電し、ほぼ満充電(99%)の状態を撮影したもの*1。
残存稼働時間については7時間余りとなっている。
アプデ前はここが10時間余りとなっていて、実際の稼働時間もほぼ一致していたので、この数字は信用してよい、と考える。
とすると、アプデによって10時間保ちから7〜8時間保ちへと、2〜3時間ほど減ってしまったことになる。
直後のドカンと落ちる減り方は従来以上のペースだし。
機内モードがオフであることを除けば、GPS、Bluetooth、Wi-Fi、Wimaxはおろかバックグラウンド通信もモバイルネットワークもオフにして、ブライトネスも最小で固定。電話着信とezwebメールのみ受け付ける超低機能スマホw状態。*2
Arrowsのエコモードは自動設定だと30%まで落ちない限りエコにならず、常時エコモードでもモバイルネットワークとバックグラウンド通信はオフにしないらしいので、全て手動で節電セットアップを考えたほうがよい。
また、スマホや携帯は常に直近のアンテナを探索することに電池を使っている&姿勢感知(加速度センサ)でも電池を使っている。持ち歩くものである以上加速度感知はどうにもならず。機内モードにするとアンテナ探索をやめるので電池消耗は抑えられるだろうが、これだと電話すら受信しなくなり、通話通信機としてはまったく無意味な「スイッチの切れたトランシーバー」になってしまう(^^;)
機内モードにしてみてもあまり目立った変化は見られなかったのでさすがにこれはやめて、モバイルネットワークとバックグラウンド通信をオフにするセットアップまでとする*3。
ともあれ。
29日は出かける用事はなく終日自宅仕事の予定なので、充電器から外した状態で放置してみることにした。
充電ホルダから外したのが2時くらい、寝オチたのがたぶん5時台。起床が11時前くらい。
残存稼働時間は……なんと15時間。*4
グラフの左は昨日と同様。
最右のなだらかな下り直線が電池使用状態で、通話着信/ezwebメール着信のみの最低限の機能を維持した昨日までと同じセットアップながら、バッテリ消費量は格段に改善されている。
もちろん、「持ち歩いて待機」と「机の上に放置して待機」では条件が異なるので、一概に比較はできない。
が、アップデート前は1時間に10%ずつ下がっていく、9時間持ち歩けば残存量は10%がザラだったことを考えると、9時間で42%*5、従来の約2倍は電池が保った、ということになる。
アップデートのレポートで「2倍近く伸びた」「確実に1.5倍は伸びた」と、画期的ダイエット食品や身長伸ばしグッズの使用者感想みたいなものが飛び交っていたのを半信半疑に(というか当初は強く)疑っていたが、グラフを見るとその評価は確かに納得できる。
ただし、「持ち歩いて、ときどき使って」という実使用ではこの静置試験よりは効果は幾分下がるのではないか、という気もする。
スマホの目的が「持ち歩き通信端末」である以上、電池を減らさないためにまったく使わない、というわけにはいかない。
基本はエコモード以下の最低減セットアップ*6で足りるだろうが、ときどきTwitterも使うし、ときどき「この頁をご覧下さい」って画面見せることもあるだろうし。メールチェック……はしないか。PC向けメールはスマホからもチェックできるけど、即答即応が必要なものはメールで来なくなったなあ(^^;) 電話かTwitterDMとかw
*2:これが高機能スマホの電池を保たせるための、経験上の最良セットアップ。なんというか、超豪華な豪邸で電気代をケチるためにヒートテック一枚と腕立て伏せで過ごすような感じw
*3:こうしておくとバックグラウンドで動くアプリがサーバ問い合わせなどの通信を隠れて行おうとしても通信が成立しないので、通信に掛かる電力の節約にはなる。でも、アプリが何度もリクエストを繰り返したらそれはそれで意味ないし、難しいとこ。類似目的で過負荷のかかるアプリ、あまり使わないアプリは、どんどん削るが吉だけど、何をしているかわからないアプリは手を付けると面倒にもなるので、それは調べて考えるしかない(´Д`)ノ
*4:実は起床直後の残存時間は20時間あった。これは設定変更してWimaxをオンにして30分ほど置いた後の撮影で、Wimaxオン×30分は持ち時間を5時間も溶かす(^^;)
*5:これも起床直後の残存量は64%近くあった。Wimaxをオンにした30分間で6%近く減ったことになるわけで、Wimaxがそれだけ電池食いであることはアップデートでは改善しようがない。そういう仕様のものなのだ。