イルカ

昨日の夕刻、実家より「イルカ、ないって」の電話。
沼津港はかつて伊豆のイルカ漁によるイルカ水揚げ港で、今頃の時期は港湾にイルカがどーっと百本以上も並ぶ壮観振りであったのだが、以前、港湾の改装でイルカの骨を処理する施設を撤廃したこともあって、今はイルカの水揚げはなくなっている、と聞いた。主に清水のほうに揚がるらしい、とか。
で、沼津に回ってくるイルカは昨今では気仙沼に揚がったものだったらしい。


ところが。
昨年の震災で気仙沼港が被災したことで、東北産のイルカ入荷の見通しがまったく立たない、と。
なんたる、なんたーる。


と、Twitterで嘆いていたら、「先週、沼津の駅前のスーパーでイルカ買ったよ」という情報が。
沼津の駅前のスーパーってどこだろう。南口のあのでかい新しいのか?北口のほうだと僕にはちょいわからんぞ(^^;)
「なんか和歌山産のイルカだったよ」
なるほど、太地のほうのが回ってきてるわけだ。
魚河岸=沼津港ルートばかりに気を取られていたけど、別に全ての水産物が必ず沼津港から来るわけじゃないものな。
和歌山ルートのものはそのスーパーの独自ルートということになるだろうか。


鯨肉や鯨加工品は楽天なんかのルートにも乗るけど、イルカ肉、イルカ加工品が通販サイトに乗ることはほとんどないので、これはもう現地に行くか幸運を待つしかないのう(´・ω・`)



とりあえず、タレについては居ても立っても居られなくなったので、和田港のツチのタレ(固干し)を注文してみた。
伊豆のイルカのタレと基本的な製法は同じで、材料がイルカじゃなくてツチクジラという点が違うのだが、ツチクジラは「巨大なイルカ」と思えばそれはそれでいけそうな気が(ry


いつだったか「クジラがダメでも我々にはまだイルカがある!」とか書いた記憶があるのだが、まさかクジラがイルカの代用品になる日が来るとは。とほほ。




ともかく。
がんばれ気仙沼
僕のイルカのためにもう一度立ち上がれ!