あと二日

超-1の応募作品の受け付けは今日明日の二日を残すところとなった。郵送組があと5本で終わる見通しということで、安心して寝て起きたらWebフォームからの応募が大量に届いていた……orz
そういうわけで、夏休みの宿題を31日にやるタイプの応募者からの新着作品が続きます。


読者投稿ページを長く担当していた経験から言うと、投稿者というのは締め切り間際になってから書き始め、締め切りを過ぎてから届くケースが非常に多い。
もっと早く出してくれよ! と毎月呪っていたものだ。(投稿ハガキが揃わないと紙面構成を始められず、仕事はその分後ろに押していってしまうため)
アンケートハガキなんかもそうで、投稿ページの常連はアンケートハガキを出すのも遅い。だいたい、締め切りギリギリに出してくるのである。
でも、アンケートハガキって発売から○日目までに到着した、最初の300枚くらいを使って集計するらしい。だいたい300枚あれば全体を集計しなくても概ね同じ結果が出せるから、という統計学上の理由による。でもたぶん、投稿ページの常連が早めにアンケートハガキを出していたら、僕の担当していたページの順位はもっと上がったんじゃないかなあ、と今も強く思う(笑) まあ、投稿ページがアンケートの上位にあるっていうのは、雑誌としては非常によくないことなんで、上がりすぎるのもアレですが(^^;)


投稿者がギリギリにハガキを送ってくる心理として、「できるだけ最後に担当の目に触れたほうが、覚えがよくなる」というものもあるらしい。確かに、最初の頃に送ったものと最後に届いたものの間には、3週間以上の開きがある。最初の頃のネタを忘れかけてる、と思われがちだ。
が、実際には「到着するたびに一瞥するが、じっくり読むのは全部届いてから」だったりする。到着した最初のうちは、コーナー別の仕分けやらなんやらの作業をしつつ、「あまりにあんまりなもの」をチェックしてはずすくらいで、絞り込みはやんないのである。つまり、「遅く送ればフレッシュで採用されやすい」というのは都市伝説に過ぎない。というか、むしろ君たちは担当編集に負担を掛け、編集部での居所を狭くしている!と、当時言いたかったのだが、言えなかったので今言っておく。コミックの投稿ハガキなんかも同様で、やっぱり投稿ハガキは「ぎりぎりまで数が揃わない」風潮が続いているらしい。
早めに出せば、むしろ覚えがいいのにねえ。


超-1の場合、早めに出したものはより多くの講評者の講評を浴びることになる。もちろん、出来が今ひとつであればそれなりの辛評も付くだろうが、早い段階で応募した人は指摘された欠点を直した新作を書く余地がある。
このせいかどうかわからないが、#2以降二度目以降の応募をした人の中には飛躍的にレベルが高まった人が何人かいる。
ただ、これは「講評者の好みに合わせた書き方ができている」というだけなのかもしれないが、少なくとも「オーダーに答えようとする柔軟さと、それを実現する能力」が培われたことは、成長と受け取ってよいと思う。
後半、締め切りギリギリになって応募してきた人は、この超-1の「応募者を無理矢理成長させちゃうシステム」の恩恵には間に合っていない。その上、公開ペースが上がって一日に発表される作品の本数が多いもんだから、どうしても埋没してしまう。さらに、講評者も疲れてくるからついつい「やっつけ」になってしまう。
講評期限はまだ6/3まであるのだが、この傾向は続きそうな気がする。




作品締め切りは5/20。23:59 59秒を超えたら、以後は一切受け付けない。
寝てないからこんばんわルール、サーバが重くて受け付けませんでした、も取り合わない。その時間帯、サーバが重くなるのは避けられない。
締め切られた後、少なくとも21〜22日までには全応募作の公開を完了したい。


著者名発表のお楽しみタイムは、少し先になる。
が、応募作品締め切り後に、著者名発表前の「同一作品執筆者の同定」を楽しんでいただくことになると思う。
これは? と思う心当たりがある人は、いまのうちに「著者推理」に挑戦していただきたい。

同じ著者の作品を推理してみる
http://www.dokusya.com/cho-1/myedit/match.cgi?no=2