イルカ食

イルカと言ったら、賢くて可愛くておいしい食べ物。
と、この話を始めると長くなるので割愛。
詳しくは
http://www.ekoda.jp/azuki/whale-eater.htm
に譲るとして。

実家から「イルカ煮たけど要る?」との連絡。
静岡のイルカの旬は冬(12月から1月くらいまで)なので、少々時期はずれで量もあんまり多くはないらしい。
でも、うまいもんなあ。イルカ。
なので、「くれくれ」と頼む。

「イルカって何味?」と聞かれることがあるのだが、イルカはイルカ味に決まっている(笑)

イルカの煮込みはイルカでダシを取る、というかイルカ肉からダシが出るし。
海獣なので全身筋肉質というか、非常に血の味が濃厚。かつ、魚食の生き物の通例で肉質は臭い(笑)。*1
生肉を鷲掴みすると、指の間から血がしたたり落ちるくらい血が多い。
千葉のほうにも鯨食の伝統があり、鯨肉の干物(みりん干し)に「タレ」というのがあるのだが、イルカもそれとほとんど同じ製法の干物を作る。この干物の味は一番近いのはツナピコ。でも、それよりもっとうまい。
今回送られてくるイルカの煮込みは、下ごしらえしたイルカ肉とこんにゃく、ニンジン、ゴボウを砂糖、醤油で煮込んだもの。さましてから食べるとうまし。特に皮と脂肪のあたりがうまし。


煮方のコツをブログに書いて残すように、と親に進言している。

*1:海鳥が臭くて食えないのは魚を餌にしているから