原稿UP

というわけで、「超」怖い話の本体原稿が一通りUP。
まえがき・あとがき・奥付・超-1レギュレーションなどなどの細々した部品は並行して作っていくので、まだまだ作業は続くわけなのだが、現時点での総量は「予定していたページ数に収まりきらない」くらいの分量。ここから、推敲したり削ったりして予定ページ数に納めていく予定。
本の編集にはいろいろな手法があって、「最初からぴったりに収まるように発注、オーダーに合わせてぴったり書く」というものから、「オーバーした分だけページ数を変更」から、「オーバー気味に書いてダイエット」まで様々。特にどれが正しいというのがあるわけではなく、書き手のテンションや能力、時間的余裕などなどを鑑みていろいろオプションを選んで進める。
今回はネタの段階で「どれ書く?」という煮詰めをやって、さらにネタ合わせ会で手応えがあったものを優先して書く、というスタイルで進めている。ネタ合わせではいまいちだったが、書いてみたら化ける、というネタもある。(逆もある)なので、書くだけ書いて貯金を増やしておこう、という算段だ。
こういうことができるのも人数に余裕があってこそ。
執筆陣については勁文社版新「超」怖い話8以来10年ぶりの、編集進行などの体制については竹書房「超」怖い話A以来4年ぶりの、巻数で言えば11巻ぶりの大がかりなスキーム変更でもある。
……とかいろいろここに書き始めると前書きのネタがなくなってしまうので、後は本編で(笑)


そういえば、夢明さんの新シリーズ・大江戸怪談草紙〜井戸端婢子も、明日には見本が上がってくるらしい話を風の噂に聞いた。順調順調。
冬なのに怪談、なのはいつものこと。
今年の正月は怪談抜きで過ごしたいものだ。


じゃ、トラックボール買ってきます。