デニムヘルムと家電文化

http://www.nexx-helmets.com/uk/produtos/produtos/scripts/core.htm?p=produtos&f=produtos&lang=uk&familia=4&subfamilia=25
ジーンズの尻を頭に……というリアクションがあちこちで出まくっている、UKのジェットヘルメット。Nexx60というヘルメットにかぶせるオーバーウェアのバリエーションのひとつということらしい。
http://www.nexx-helmets.co.uk/
全部で12のバリエーションがあるのだが、どこのガジェットサイトも紹介してるのは「尻だ! 尻だよ! 尻かぶってるよ!」というこの一点w
趣味と実益を兼ねてガジェット関連のサイトを巡回しているのだが、若干のタイムラグがあるものの、国内のガジェットサイトも海外のガジェットサイトもほぼ同時に反応している。国内のガジェットサイトつっても、engadgetもGIZMODEも米国版に対する日本語版であるわけで、元ネタはあっちからの翻訳なんだろな。
米国版、中文版のengadget、またはSCI FI Techなんかの海外ガジェットサイトも回ってるんだけど、それらのすべてが必ずしも日本版にも翻訳されてくるわけではなく、日本版翻訳担当者の好みや日本人向けかどうかでネタは若干ずつ違う。
日本に入ってこないネタの多くは、現地の文化との密接な関係を理解してないと必然がわからないものなどが多いのだが、それは恐らく日本発海外向けのものにも同様のことが言えるのかもしれない。
例えば、最近は東南アジアでの需要が増えてきてるらしいけど、「電子炊飯ジャー」なんかジャポニカ米食文化圏でなきゃまるで意味がない機械だもんなあ。東南アジアに限らないけど、インディカ米文化圏の米食方法はジャポニカ米とは若干違うのだそうで*1、最近ではインディカ米文化圏向けにインディカ米の炊飯(というか調理)に向いた電子炊飯ジャーも作られてるらしい。
国内向けのではない海外向け家電、調理器具は、そのへん道具に「その文化圏での必然」が反映されていて、とっても面白いと思う。*2


……で、飛びついて買っても結局使わなかったりするわけですが(^^;)

*1:特に水加減を含めた米の炊き方。というか、インディカ米は炊かないよね(^^;) あれは茹でるもの

*2:たびたび名前が出るけどまだ買ってない中国の蒸しスープ専用鍋「汽鍋」なんかもそう。あれは水質の汚濁が激しかったり、海上など淡水が貴重な風土環境下で清湯を取るために発達したもの。調理道具から見る世界地図というのがあったら、多分僕は間違いなく飛びついてる。どっかにそういう本って売ってないのかな。