ピーチ・マンゴー

桃とマンゴーと素麺と梅干しをそれぞれいただいた。


梅干しはうす塩味と本格手作りという奴で、うす塩味はみりんとかいろいろ入ってまろやかになってるのだが、日持ちはあまりしないらしい。好みは日持ちする、顔が曲がるようなしょっぱい奴。うちでは梅干しはぼく一人しか食べないので、現在、うす塩味を鋭意消費中。


素麺の消費は多いほうで、あればあっただけ食べてしまう。へたすると夏場は米より素麺のほうが多いかもしれない。しかも飽きない。ないといけない必需品のようなもので大変ありがたい。揖保の糸や島原素麺みたいな極細は特に好き。
子供の頃は薬味の茗荷が全然ダメだったんだけど、酒を飲むようになって嗜好が変わったのか、今は素麺は茗荷がどっさり入っていないとなんか厭。そういえば、葱も小さい頃は食えなかったんだけど、中学か高校の頃、微塵切りにした葱*1が山ほどタッパに詰めてあって、これをごはんに乗っけて醤油掛けて食うと非常に美味しいことに気付いてから、葱ももりもり食うようになった。今は大量に買っておいてもそんなに減らないので(二人と一匹暮らし、猫は葱食わないので)、これも飼ってきたら刻んで、広口の容器にざーっと入れて冷凍しておく。使うときに使う分だけさらさら出して使う。


山梨産の桃。これはなんというか、甘露だなと思った。
桃は、とりあえず皮剥いてしゃぶりつき食い。なんというか、桃太郎かそうでなかったら孫悟空になったような気分。後者だな。そして、イメージの中の桃の種は凄く大きいような感じなのだが、最近の桃の種はなんだかあまり大きくないような気がする。種なしか? というくらい種が小さく、甘いところが多くてほっぺが落ちる。汁とかじゃぶじゃぶ出る。じゅぶーじゅぶーとやりながら、台所でシンクの前に立って食うのがうまい。
ほんとうは西瓜みたいに縁側に座って食ったら美味かろうと思うのだが、都会のマッチ箱では望むべくもなく(´・ω・`)


そして東国原知事&小泉元総理が最近食って話題になってたマンゴー。
ちゃんとした、そしてもんのすごく「いい」マンゴーというのは、たぶん初めてかもしんない。なんですかこの反則的なうまさは。甘さは。口に含んで鼻にフンッて息を抜くと、鼻腔にバニラのような香りがふわーんと抜けるんですが。どういうことですかこれは。実のへたのほうより実の先のほうが甘味が強いってどうですかこれは。実が付いたらその下に網を付けて、自然に熟して網の中にぱさって落ちるのを待つって、もうどんだけ徳川家康ですか。
これはヤバイ。この果物はファンになったら大変なことになる。新宿タカノとかに行きかねない。いいマンゴーとそうでもないマンゴーは、中国のにんにくと青森のにんにくなみに別の食べ物だ。
「君たちキウイ、パパイヤ、マンゴーだね♪」という歌があるが、あれは後ろに行くほど甘くて美味しいという意味だったわけで、今までキウイとパパイヤはともかく、マンゴーがあんまりピンと来なかったが、今回はピン! どころか、ビィン、ビィン、ビィン、バチーンときた。
マンゴーうまいわ。すいません。

*1:細葱