iPod がっかり touch 2G

新型iPod touchは、なんだかいろいろがっかりだった。

  1. 縁の部分は今までより薄いけど、一番分厚いところは今までより厚い
  2. iPod nanoiPhone同様の、なんだか丸い背面ケース
  3. 値段は安くなったけど、容量は増えてない


まず、(1)(2)は平たい板状だったtouchのデザインを、iPhoneに近いオーガニックデザインというかエルゴノミックデザインというか、撓んだ円筒状に変えたということ。端っこは薄く見えるが、最厚部が分厚いというのはいかがなものか。
しかも、だ。今まで使っていたtouchのケースを流用できない&今発売中のtouchのケースのうち、ハードタイプのものはほぼ全て流用できない。
touchの保護シートは、表面と背面の双方に貼り付けるシール式のものが多いのだが、平たい表面はともかくXY軸の双方になだらにカーブしているtouch 2Gでは、既存の背面用保護シールは貼れないし、新たに専用の背面保護シールを貼ろうにも、あの曲面のせいで絶対に気泡が入る。神経質な日本人はイライラすること間違いなし。もちろんハードケースは入らないだろうし。
で、この丸みを帯びたデザインにして、最厚部の厚みを0.5mm増やした理由をちょっと想像してみた。丸みを帯びたデザインにしたのは、「全体として厚みが増えた」ことを隠すためであろうというのがひとつ。そして、厚みが増えた理由として考えられるのは、(開腹速報が出てみないとわからないけど)バッテリーをハードケースに入れて膨張に耐える強度を与えようとしたから、だったらどうしよう。
この8月にもあったように、touchのLiバッテリも当然膨張するわけで、その膨張内圧が背面ケースと全面パネルを押して筐体を開いてしまう(隙間ができる)という問題点があるが、サポートの反応を見た限りでは類似のクレームは他にもあるようだった。
これを改善するためのケースデザインの改良(結果的に厚くなってしまうのを、周辺部を薄くするデザインで「もっと薄くなった」と喧伝?)かな、と思わなくもない。


(3)については、新型が出るたびに容量の少ない型が安くなるのはいつものことで、8GB版は27800円と、iPhoneに近い値段になった、のはまあいいとしよう。32GB版が47800円と、僕が買ったときよりやはり1〜2万近く安くなってるのも、量産効果だ。しょうがない。
だが、期待されていた64GB版と128GBは登場しなかった。
薄くしてるヒマがあったら、その薄くした隙間にもう少しSSDを突っ込め! iPhoneと同じ厚みの筐体でいいから、128GB入れろ!
と、天のjobsを仰いだ。そんなんだから訃報の誤報とか流されちゃうんだ!


そういったわけで、今回はtouchの買い換えは見送り。
次は恐らく来年2月だろうかと思われるのだが、次こそ来るかなあ。大容量版。