冬の到来を猫で感じる

ここ数日で気温がぐっと下がってきた。
麟太郎が呼びもしないのに自発的に膝に乗ってきたので、恐らく冬が始まったのだと思われる。
が、膝の上より液晶モニタの裏側のほうが暖かいので、速攻でそちらに移動orz
リビングではやはり液晶テレビの裏側が暖かいので、そちらに移動。
そうかと思えば、僕の定位置の座布団の上に乗って温めていてくれるという、木下藤吉郎なみの気遣いがある。しかし、飯を食うのに邪魔だからどいてほしい、と懇願しても「いやいや殿、この座布団はまだワタクシが温めております故」と過度な親切心のためか座布団から動いてくれない。仕方ないので足で強制的にどいて貰うと、「殿、私の気遣いに対してそれは酷いじゃありませんか」と訴えるような目でこちらを見る。
さあ、気を取り直してメシを……と席に着いた途端に給餌機のプレートの部分をガンガン叩いて「殿、私めにもご飯を下さい。下さい。下さい。下さい」とうるさいので餌なかったかなと確認すると、まだまだたっぷりあったりする。「殿、こんなカリカリじゃなくて、缶詰をください。できれば血合いが入ってない鮪の白身を下さい。しらすも入ってるヤツがいいです」とリクエストをし、ちょっとでも缶飯の等級を落とそうものなら、「いいんです。私はこれでいいんですよ……」と遠い目をしながら食事を拒否し、血便まで出す。餌を戻すと血便はあっという間に直るわけだが、腸の粘膜で餌について訴えるのはびっくりするので止めてほしいと思う。


猫との付き合いもそれなりになったが、やはり奴等の考えてることはわかるようでいてわからん。