囲炉裏シーズン到来

昨夜は今期初囲炉裏。
毎年そうだが最初は何が大変って、炭が湿気を吸っててなかなか火が回らないってとこ。
火起こしその他を活用しつつなんとか炭を熾し、囲炉裏の炉に入れてぷーぷーと吹く。

灰は飛び散るわ炭は爆ぜるわでいろいろエキサイティング。
うちの囲炉裏参会希望者は、
「ポリエステル・ナイロンなど燃えやすい服は着てこない」*1
「灰被り姫覚悟で」
という感じでお願いします。

我が家にとって囲炉裏*2は秋冬春先くらいまでの「調理器具」兼「準暖房器具」。昨日は雨が降って薄ら寒かったので登場となったが、厳寒期の暖房にはあんまり向かない。暖が取れるほど火を熾すと一酸化炭素が大発生するからでw、もちろん囲炉裏使用中は窓をうっすら開けておくのは基本。これやらないと死にます。
当然隙間風が入ってくるので、気密性の高い現代住宅で、寒すぎる時期に暖房として利用するのはちょっと命がけw


まあでも、特に会話もなく火吹きで炭を熾してると、これはこれで楽しい。なかなか熾きてこない炭を組み直したり並べ直したり吹いたりというような火遊びをやってると、それだけで時を忘れる。
焚き火も好きだけど、あれは広い場所とかがないとなかなかできないわけで、その意味では囲炉裏って「屋内焚き火」だよなあと思う。


炭が熾きてきたら、とりあえず鉄瓶など乗せて暖を採る。
その間に、出汁昆布、少量の日本酒*3と同量くらいの水、白菜、ゴボウ、あぶらげなどを敷き詰め、一番上に牡蠣を並べとく。
この状態で、鉄瓶に換えて冷たいままの鉄鍋を囲炉裏に乗せる。
十分に火が強くなっていれば、そのまま放置で鍋は沸いてくる。
火が強すぎるときは、炭のほうは弄らずに自在鉤の高さを調節して火力調節。

後は食うべし食うべし。
二巡目は鶏胸肉そぎ切りしたもの+長ネギを入れて食うべし食うべし。
最後にちょっとご飯入れて雑炊にして汁一滴まで食うべし食うべし。

食い終わったら、また鉄瓶でも乗せておくか、網を出してきて餅かチーズでも炙って食うべし食うべし。


炭を熾すのは面倒だけど楽しい。
ご家庭で簡単にできる火遊びです。
今年も囲炉裏端シーズンの始まりです。




座卓型の置き囲炉裏は随分安くなったようで、6〜8人くらいで囲めるのが3〜4万くらいから買えるようになった。
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また、収納に便利な二人用くらいのであれば2万くらいからある。
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関西火鉢でもいいんだけど、ひとつあると火遊びが楽しい。
もちろん、火消し壷と火箸・灰かきと五徳*4と十能と換気は必須です。

*1:フリースは一発で穴が空きます。シルクなど論外ですw

*2:置き囲炉裏で、掘り囲炉裏ではないです

*3:カップ1くらい

*4:自在鉤は吊り棚の工夫が必要になるので初心者にはお勧めできないw