9月中旬の出来事 イベント編

イベントごとの相談とかイベントへの出演とかが相次ぐなど。
ひとつは、トークライブ怪談群雄割拠への出演。お招き頂いての参加で、これは二回目になる。
前回に引き続き、シモ怪談を披露するなど。
ネットラジオ「ニョキラジ」でもそうだけど、最近はことある毎にシモ怪談をプッシュしている。まあ、セクハラまがいの話をしても恥ずかしくない歳になったから、ということだけでもなくてw、「シモに絡んだ怪談は、類例のない話が多いので」「その割に、体験者にも著者にも出版社にも敬遠されるので、なかなか人の耳に入る機会に恵まれないから」ということで、特にこれらの話を優先して開陳するようにしている。


一話二話挟むならまだしも、一冊丸ごととなるとなかなか書かせて貰えないのだが、先頃、ホットミルク誌の編集長からお話をいただいて、1頁ずつの月イチ連載でシモ実話怪談を商業連載させていただいている。
児童書ともライフワークとなっている「超」怖い話/「極」怖い話/恐怖箱とも手触りの異なるものではあるのだけど、これもまた怪異。これもまた行き場のない怪談。
かつて怪談には「いい年をして何を言い出すか」と言われないよう、できるだけ語らないように、黙っているものだったりした時代があった。
今でこそ怪談は日の当たる場所で堂々と語れるようになったけれど、それでもシモに絡んだ怪談はまだまだ肩身が狭い。
体験談を語るのに閨房での所為を語らずには成立せず、体験者は「いつどこで誰と」をさらけ出さねばならず、著者はその睦言を余さず書かねば「怪異が起こる謂われ」を説明できず、怪談を面白半分で聞く人に普段以上の興味本位の目を向けられることにも耐えねばならない。
色々、困難が多いのか、やはり世に出にくいのか。


というわけで、シモ怪談は僕の目下の注目事で新たなライフワークに育ちつつある。
もてあましてるシモ怪談があったらお知らせ下さい。
同業者からでもお待ちしてますw
http://www.kyofubako.com/post/