MREキタ━(゜∀゜)━!!

呑食

ＭＲＥが届きましたよ。
今日からしばらく僕の昼飯は米軍野戦食ですよ！
とりあえずダブりのNo.3「BEEF RAVIOLI」から手を付けよう……と思ってるのだが、なぜかしら！　どーしてかしら！　今日の僕は全然食欲がないの！(笑)
しばし落ち着いたら開封してみたい。
　
……と書いたが、空腹とは毎日欠かさず訪れるもので、開封してみた。
メインディッシュはビーフ・ラビオリ。MREはあんまりうまくないという評判があるなかで、僕が入手したAmeriQualというメーカーは「おいしいので有名」なところなのだそうな。でもアメリカ人のオイシイ、なんじゃないかなあ、と疑いつつ食ってみる。
内容物は、

  • ビーフ・ラビオリ（レトルト）
  • ポテト・スティック
  • クラッカー
  • チーズ・スプレッド
  • チョコクッキー
  • レモンライムジュース（粉末）
  • コーヒー（インスタント）

これに、調味料の類、

  • クリーム（粉末）
  • 砂糖
  • 塩
  • タバスコ（小指の先ほどの小瓶）

カトラリーの類

  • スプーン（プラスティック）
  • ウェットティッシュ（おしぼり）
  • ナプキン
  • 紙マッチ
  • ヒーター（メインディッシュ加熱用）

最後に

  • ガム

という構成。
まず、ヒーターの袋にビーフ・ラビオリを入れ、水をちょっと入れる。入れすぎた。こぼれた。
これをメインディッシュが入ってたダンボールに入れて、しばし放置。ヒーターはホッカイロと同じような仕組みで、揉むのではなく水を入れると熱を発する。耳を近づけてみると、沸騰してるんじゃないか、つーような「ぼごぼごぼごぼごぼご」という音がする。
これで暖まったビーフ・ラビオリを食べてみる。
んまい。
はっきり言って、なんの遜色もない。
クラッカーにはチーズ・スプレッドを付けるのだが、このチーズ・スプレッドがまた、んまい。チーズクリームを挟んだ「チーズサンドビスケット」などがあるが、ああいう感じのチーズ味クリームといった感じ。クラッカーは８ｘ８cmくらいのものが二枚。切取線(笑)は付いているが、折ろうとすると砕けてしまうというか予想外の割れ方をするので、結局スプレッドを載っけながら食べた。
ポテトスティックは、なんか粉々になってるなあ、と思って開封したら、ポテロングみたいなのが入っていた(笑)。ので、これはスプーンですくって食べるが、やっぱり普通に菓子である。
付属の粉末ジュースはレモンライム味だが、これは……駄菓子屋の粉ジュースそのものというか……甘〜(^^;)
チョコクッキーだが、正式にはなんか違う名前があるらしいが、サクサクしたチョコレート？という感じ。これも甘〜。
なので、コーヒーを飲むときは砂糖は入れず、チョコクッキーを砂糖代わりに、これまたスプーンでざくざく食べながら飲んだ。このクッキーは一応固形だったのだと思うが、非常に脆くてすぐに崩れてしまうのだ。半分は粉々になっていたのは、たぶん、パッケージの外側から内容物がわからず、僕がもみもみと揉んだせいだと思う(^^;)
塩は使わなかった。ラビオリはそのまま食べて美味しかったのでタバスコは使わなかったが、如何に１回使い切りサイズでも、あのタバスコの量は多くねえか、というのと、なぜたったあれだけの量なのにタバスコだけはパックにせずに「蓋付き小瓶」なんだろう。少し残しておいて、いざというときの武器に使ったりするんだろうか。敵の目に噴霧するとか、ナイフのブレードに塗りつけておくとかそういう。
コーヒーはインスタントというか、フリーズドライのようだ。普段あまりコーヒーを飲む機会がないのだが、これはけっこう美味しかった。
チョコクッキーを食べる直前までは、「少し物足りないか、ちょうどいいくらい？」と思っていたのだが、チョコクッキーがけっこう凄い量で(笑)、食べ終わるとちょうど満腹。
これでだいたい1800kcalくらいあるらしい。
チョコクッキー・粉末ジュースの人工的甘さにはちと閉口したが、このへんがアメリカの食い物っぽい。他のメニューは概ね外食＋B級飯好き日本人の僕にとって満足なレベルだった。
今回入手したものは、送料まで含めて１食あたり700円強くらい。外で食べるお昼ご飯と考えると、ラーメン食ってコーヒー飲むのと変わらない程度。製造年は2003年8月で、ＭＲＥの基本消費期限は３年（あくまで目安で、３年目に「品質テスト」をして、６年目に廃棄、ということになってるらしい）なので、充分消費期限内。
ただ、自衛隊缶飯もそうだが、軍の倉庫から搬出されるとき（もちろん、MREも一般売りはされないので、オークションや土産物屋に出回るのは「闇物資」ということになる）は、「軍では食べるのに相当しない廃棄品扱い」になるそうなので、手に入れた日から３年５年保つ、とは考えず「製造日からそろそろ３年目５年目を過ぎつつあるので、入手後は慌てて消費する」くらいのほうがよいらしい。
ちなみに、2002年以前のMREは12個入りの大箱に消費期限が記されているものの、個別パックには消費期限は書かれていなかったらしい。2003年以降に製造されたMRE（これから出回り始めるもの）のうち、AmeriQualのものは個別パックの表面に製造年月日が刻印されていたが、保存状態（例えば気温の高いところに放置すると、消費期限以前でも腐ることがある）によってはダメな場合もあるので、あくまで目安と考えた方がよさそう。
これで一晩様子を見て僕が腹壊さなきゃ、MREは良い食べ物(笑)。
　
※12個（３個と９個）手に入れたのだが、AmeriQual社のものは３パックで、残り９パックは、これこそマズイと評判(笑)のWORNICK社のものだった。食べて美味しかったのはAmeriQual社のBEEF LAVIORI。同じNo.3 BEEF LAVIORIでWORNICK社のものも入ってた（これがダブリ）ので、明日食ってみようと思う。評価、めちゃ変わるかも(^^;)