アガリクスとパイプ

アガリクスがいいよ!」というアドバイスを複数の方から頂戴した。
そうかいいのか。
頼れるものは頼ろう。ていうか、縋れるものは縋っとこう。
人間用だったら買わないなあ、と思うほどの金額のものもあったが、大学病院で手術や検査受けること考えたら、全然安いよorz
アガリクスの結構いい奴と、血液検査と診察と一週間分の薬だけもらった本郷の最終日の診療費を比べたら、アガリクス一カ月分のほうが安いという罠。
ポチりました。
最近は「飼い主とペット、一緒に始めるアガリクス」とかあるのな。成分は同じらしい*1






……そのへんを調べ回ってたはずが、気付いたらなぜかワンショットパイプ*2を漁りまくっていた。
たぶん、途中で「煙草1本10円の課税」「1箱あたり300円前後の煙草が、軒並み500円くらいに値上げの見通し」という記事を見かけたからだろう。

たばこ1本10円上げ、1箱500円に 厚労省税制改正要望 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091030/plc0910300833004-n1.htm

僕は酒が入ると欲しくなる、というくらいで、普段「(自分の)PCの前にいるときは吸わない*3」と決めている。起きているとき=仕事中の大部分はPCの前にいるので、さほど減らない。が、やっぱりときどき無性に欲しくなる。フィルターにはオレンジオイルを垂らす。

そういえば、古い友人がいつの間にかパイプ派に本格的に転向してた。前に葉巻も試してた気がするが、今はムーミンパパのようになっている。*4
一緒にお仕事をする機会の多いしょーこっさんは昔からヘビースモーカーだった気がするのだが、少し前から煙管派になっていて、ワンショットちょっと吸って火種を捨てて、というような感じに変わっていた。

パイプは時間をかけてゆっくり吹かすもの、煙管は一口二口で葉が燃え尽きてしまうので、「ほんの一口」を楽しむもの、とそれぞれスタイルは似て非なるもの。
どちらにはまるかは手を染める人の性格にもよるのだろうけどw、いずれも「最初の一口を吸い始めるまで」に独特の儀式のような手順があり、また吸い終えた後の用具の手入れなどにも決まりがある。手入れを怠ると最悪使い物にならなくなったりするところも似ている。煙管の場合、羅宇*5は消耗品だったりもする。パイプは丁寧に扱わないと吸い口がボウルからもげてしまったりもするらしい。


うわー、僕はどっちかというとものぐさ系だから、そういう手間とか手入れとかダメそう。
ワンショットを楽しむ用具といえば、和物では煙管だが、洋物wにもそういうホームズやムーミンパパ系ではない「ちょっと一口」のパイプというのがあるらしい。
前々から気になっていたモンキーパイプの類とか。
それらの多くは、というかほぼ全てが輸入品なのだが、扱っているショップは「ハーブ」と言葉を濁してwはいるものの、それどう見ても大麻とかそっち系の葉っぱを喫むためのものじゃないのかー! という気がしないでもない(^^;) だいたいワンショット系パイプを扱ってるショップって、水煙管とかラスタとかカンナビスな感じのものを扱ってるとこ多いしなあ。
ハーブとは言い得て妙。
もちろん、構造的には一般的なパイプや煙管と変わらず、葉を燃やす火皿、煙の温度を下げるラジエターの役割をする煙道、咥えるための吸い口、が揃っている。手入れ方法も概ね変わらず。このため、簡易版パイプ、携帯版パイプ、という位置付けになるらしい。
幾つかあるうち、凄く気になったのが「SOLO PIPE」という製品で、外観はメタルボディ。ほとんどそのままライターっぽい形をしているのだが、実際にガス充填式ライターが、パイプ本体の中に内蔵されている。

ソロ・パイプ/solopipe
http://www.trip-smoker.com/detail/tp112.html

これに、煙管なみの本当に一口か二口分くらいしか入らない火皿と吸い口が付いていて、スイッチを押すとライターが90度起き上がって火皿に火が入る、という構造。
火皿には蓋が付いているので、予め葉を入れておけば、蓋を開けてスイッチ押すだけで一口二口吸える、という……。
なんというものぐさwwww
便利というかバカというか、いかにもアメリカ製w
でも、あくまでパイプなので、タールやニコチンをこそぎ落とす手入れをしないと、あっという間に詰まって使えなくなる。やはり手入れは重要なのだなあ。


これと並んで気になっているのが「Silver Palm Leaf」という製品で、カード式のパイプ。

THE SILVER PALM LEAF Color:SILVER- SECTOR 7G
http://www.foolthehermit.com/?pid=13771389

クレジットカードほどのカードの内部に、火皿とラジエターが収まっていて、たったそれだけの大きさなのに、内部はパームツリーのように設けられた煙道によって、火皿から吸い口までの総延長は30cm以上にもなるらしい。距離を稼げばそれだけ煙の温度は下がるので、吸いやすくなる、味もまろやかになる、という仕組み。
なんというか、なにこの007の秘密兵器的なギミックは! と思ったら、案の定英国製。イギリスはこういうもの作ってたりするから侮れない。
底板は磁石でくっつけてあるだけなので、これをパカっと外すとラジエター&煙道が丸見えになってお手入れも簡単、と。メタリックな外観も、一見すると「何の為の道具」なのかすらわからない感じで非常に気になっているのだが、如何せん値段が高い。1万近くする。

このハーブ用パイプというのはなんとも不思議な分野で、「レプリカ」とか「フェイク」というものが、本物と並んで同列に売られている。
ショップのほうも、普通は「純正品が最高」「うちはニセモノは扱いません」というスタンスをとりそうなものだが、この分野に限っては「本物と違うのは刻印の有無だけです!」とか「稀少品の○○○を細部まで復元したフェイクです!」とか「純正品は高いけど、レプリカは安く手に入ります!」とかを売りにしちゃってもいいらしい。どこのショップもそんな感じだったw
日本ではあくまで「刻み煙草一口用」なのだろうけど、日本以外では違う用途用なんだろうし、そのへん「うちが純正品」とかメーカー側も言いづらいのかもしれない。

ははあ、なるほどなるほど、と感心しているうちに、僕もひとつ欲しくなってきた。あんまり高いのを気まぐれで買うのはしんどい。
かといって、「非常にリーズナブル。純正品はフルウッド、フルメタルですが、このフェイクはプラスティック製です」なんてのは、いくら安くてもいかがなものか、という気がしてくる。経験上、「お試し用の安物買い」は、本物の本来の趣旨を損ない、ガッカリ感ばかりが弥増す。たぶん、フェイクの一番安いモンキーを買ったら、一週間くらいでジョイントがバカになるに違いないよ!

つらつら見ていたら、Silver Palm Leafのバリエーションのカードパイプが目に付いた。

カードパイプ FP0051
http://item.rakuten.co.jp/syounan/fp0051b/

共通点はクレジットカードサイズのワンショットパイプというところだけで、内部構造は大分違う。
パーツ6個、5枚のプレートと火皿から成っていて、5枚のプレートは3枚の金属プレートと2枚のゴム磁石(冷蔵庫にメモを貼るアレ)のプレートに分かれている。この5枚のプレートをゴム磁石で貼り合わせると、火皿から吸い口までの間に隙間0.6mmの立体的な煙道が現れる。
測ってみたら、85mm×50mmのボディにも関わらず、火皿から吸い口までの距離はだいたい280mmにもなる。立体的にあちこちを巡らせることで距離を稼いで、金属プレートをラジエター替わりにしているらしい。
何しろお手入れが楽。磁石外すだけだし。煙道はゴム磁石をくりぬいただけなので、極論すれば「外してティッシュで擦るだけ」で掃除が終わる。
Silver Palm Leafは確か二枚にしか分かれないはず。
なるほど、これは「カードパイプのバリエーション」ではあるけど、レプリカでもフェイクでもない、と言ってしまってよいのではないか。


そんで値段も安かった。本も……じゃなかったSilver Palm Leafの1/5程度。厚みは3mmしかなく、あまりにも小さくて薄いのでメール便可w
それならひとつくらい買ってもいいかな、という気持ちになってきた。
生産国がわからないうえに、ぐぐってみても扱っているのは湘南堂というショップだけで、僕がポチったら残り在庫はあと2個だけになってた。これはレア。


それでもPCの前では吸わないんだろうけど。長年の習慣で。
酒は感情を昂ぶらせ*6、煙草は昂ぶった感情を沈める鎮静効果*7がある。だから飲んでるときに欲しくなるんだろな。怒ってるときとか嘆いてるときとかにも一服、というのは確かに効果あるし。


100円ショップ巡りと通販サイト巡りでエンドルフィンだぱだぱ出して、仕事後半戦に備えとこう。
年内は少なくともあと3冊はあるのだから。

*1:ペット用、猫用は鰹節粉含有量が多いらしい

*2:煙管のように刻んだ葉っぱを、一口二口だけ吸うための小さなパイプ

*3:PCの内部が凄いことになる、という経験上

*4:体型除く

*5:火皿と吸い口の間の部分で、木製だったり竹製だったり

*6:血管拡張効果

*7:血管を収縮させる