肉からの連想

買い出し

池袋ハンズに金物を買いに行った帰り、冷凍食品+肉類買いだめのためハナマサに寄る。

米産牛肉の輸入再開はまだ先なのだが、9月と噂される再開を見越してか豪州産牛肉の価格も一時に比べて下がり始めている様子。(米産の輸入再開が始まれば、米産の穴を埋めるべく流れ込んでいた豪州産がだぶついてあまりはじめるため、それを見越しての値引きかもしれない)

米産牛肉

米産牛肉については検査の不手際の話などいろいろ悶着があったところだが、よく考えてみればあの悶着はある意味凄かったと思う。ブッシュ大統領というのはテキサス州知事から米大統領になった人で、自らも牧場を持つほどの南部人*1。いわば牧畜酪農を生業とする業界というのは、ブッシュ大統領の一大票田というかメインの支持基盤であるわけだ。当然ながら、米産牛肉の対日輸出というのはその支持基盤の米食肉業界にとって大きな商機でもあるわけで、普通に考えたら「日本が何を言おうと文句を言わせるな。そのためにおまえを大統領にしたんだ。いいからどうにかしてこい」という突き上げで、日本側の要求など耳も貸さない展開になっていて然るべきなのである。今までの、普通のアメリカなら。

が、文句や不平は出たものの日本側の再開即再禁輸を受け入れ、検査体制の不備についてアメリカ側担当者の農務長官が日本に謝罪をし、検査体制についての日本側提案(というか要求)をほぼ飲んだ形。これは従来のアメリカの対日姿勢*2から考えたら破格の譲歩であるわけで。「検査したものしか出さない、検査外のものはアメリカ国内で売られていても日本には出さない」という最初に合意したルールを自分たちのミスで破ってしまったということに対する負い目ももちろんないではないのだろうが、こうした農業/水産関係の交渉で食糧輸入国の日本が食料輸出国のアメリカ側譲歩を引き出すのって久々というかかなり珍しいのではあるまいか*3

というわけで、米産牛肉はもうじき輸入が再開される。が、産地明示義務の徹底により、「いやなら選ばない」という選択肢をとることができるようになったのは喜ばしいことだ。「加工食品に入っていたら選べない、わからない」という反対意見もある。が、「加工食喰ってて文句言うなよ(^^;)」という気持ちもなくはない。
日本は高温多湿で隔絶された島国。そうした風土での魚食生食を宗としたためか、世界有数の潔癖性民族でもあるのだそう。その潔癖性ぶりは、もちろん風土や衛生観念に照らし合わせれば決して間違っていない。むしろ正しい。


であるが故に、「米産牛肉よりも、そもそも検査体制そのものが存在していない格安中国産牛肉のほうを警戒すべきなんじゃないのか」という米農務長官の主張は、けっこう的を射てる。この件について米産牛肉ほどに話題にならないのは、相手が中国だからでしょうか(^^;)



ハナマサで、1kg相当の豪州産牛肉塊肉(ランプ)が900〜1200円くらいだった。
1〜2人で食べることを考えると多すぎるのだが、3〜4人で喰ったらそれなりに腹にたまる量かな、と。もちろん、付け合わせも死ぬほど喰わせる(笑)
と、そんなことを考えつつ、今回は牛肉はパス(笑)して、ソーセージなど買って帰る。

BBQ

そういえば、うちには囲炉裏の他に七輪もあったりする(事務所に)。
さらにそれとは別に、折りたたみ式焚き火台というものがある。
http://www.naturum.co.jp/item/item.asp?item=87541

本来は直火禁止のキャンプ場で焚き火をしたり、BBQしたりするのに使うものなのだが、折りたたみ式七輪と言えないこともない(笑)
囲炉裏の灰に肉汁や魚の焼き汁が落ちると香ばしくなっておいしいのだが、灰に匂いが付いてしまう。
そこで、肉をやるときのみ囲炉裏の炉にこいつをセットして使う。
……という用途で買ったのだが、夏場に室内で炭を焚くのは何かの罰ゲームですか的に暑いので、なかなか使う機会がない(^^;)


これがオートキャンパーなら運べる荷物にもゆとりがあるから、
http://www.naturum.co.jp/item/item.asp?item=442755
こーいうBOXタイプのグリルが便利なんだろうけど、バイク乗りはそういう大荷物はなかなか運べないわけで、ついつい「組み立て簡単」「小さくなりかさばらない」という携帯性のいいものに目が奪われる。数年来お気に入りのイワタニのカセットガスジュニアバーナー
http://www.naturum.co.jp/item/item.asp?item=500208
なんかも同様で、「小さい」「バイクで運べる」が魅力。
こういう「小さい」「折りたためる」「バイクで運べる」というのは、実は日常生活でも、「収納に便利」というメリットを持つ。
いろいろ持っていてもどうせ普段は使わないものばかりであるわけで、「運ぶのに便利」と「使わないときに場所をとらない」というのは実は結構重要な要素なのだと思う。


バーチャルBBQ計画(笑)

試しに、BBBQ(=BikeでBBQ)を試みるとする。
もちろん、トレーラーもサイドカーもない。移動手段はいつものFZR250のみ。
重さで言うとG-Motionを乗りに行くときにいつも20〜25kgくらいの荷物を背負っているし、タンデムシートに人を乗せるときはリアシートに60〜70kgの荷重があっても走れないわけじゃない。*4
問題は重さよりも嵩。

G-Motionは重さもさることながら、相当かさばる荷物なのだが、なんとかキャリアで運べている。
つまり、背負子に搭載できるかリアシートにくくりつけられれば問題解決。
FZRはリアシートの面積が20cm四方くらいしかないので、そこに荷物を積むと非常にバランスが悪くなる。そうすると、やはり背中に背負っていくことになる。
今手元にあるキャリー、バックパックのうち、G-Motionを運ぶのに使っている背負子は50kgまで耐え、横にある程度張り出しても運べる。ただ、これは「大物をひとつ積む」のに適したもので、小物もいろいろあるBBQには向かない。
そうなると、人民解放軍のコットンの背嚢がうちにある一番容量が大きいバッグということになる。
50〜70L以上詰め込めるし。

ここに、以下のものを詰めたとする。

  • 焚き火台(網付き)
  • 燃料(木炭だろうなー、やっぱ。これを5kgくらい?)
  • 着火剤(ポテトチップスでも可(笑))
  • 肉4kg(だいたい10〜20人前くらい?)
  • 食器(ステンクッカーと紙トレイの類、カトラリーは割り箸で。予備を含めて30人分くらい)
  • 調味料の類(塩胡椒とか焼き肉のたれとか……)
  • ライター、バーナーの類(これはポケットでも入る)
  • 新聞紙(たき付けにも使うが、焚き火台、汚れ物を包んで持って帰る)
  • 折りたたみスコップ(灰を埋めるのに使う)

たぶん、このあたりで一杯になる。重さで言ったら15kgいくか行かないか。思ったより軽いな。
んー、たぶん肉と燃料が一番かさばる気がする。
水・飲み物……は、もう入らない(^^;) これは20人も来るなら「おまえら飲み物は自分で用意しなさい。ていうか僕用にビール買ってきなさい。水は6〜8L(といっても2Lペットで4本くらい)あれば足りるので買ってきやがれ。お願いします」くらいのことを言っても罰はあたるまい。

持ち込むもののうち、焚き火台と食器、ライター、調味料、新聞紙以外は、基本的には燃やすか喰うかしてしまうので、持ち帰るものは大幅に減る。おそらく、帰りは2〜3kg。
おおー、バイクでも結構いけそうだな。


ちなみにこの計画を実行に移したら、参加者から文句を言われると思う。
肉以外が何もないから(笑)
野菜*5とか焼きそばとか食後のコーヒーとかそういう。
野菜はともかく、焼きそばなんかプレートないと焼けないし。BBQで酒が入るのにコーヒーなんかいらん!(笑)





……と、ナチュラムのページを眺めながら、梅雨の中であれこれ妄想に浸ってみたりする。


最後に行った河川敷(のBBQ)は、5月にすっ転んだときだったなあ(´Д`)ノ
7/8(土)にまたまたG-Motion絡みのBBQいや、走行会がある。
運が良ければ行ける。
そろそろG-Motionも行きたいですー(´・ω・`)

*1:岩手人ではありませぬ

*2:日本だけでなく、アメリカの対外姿勢全般

*3:アメリカは世界最大の農産物輸出国のひとつであると同時に、食糧供給を経済戦略として使っているフシがある。国の存在理由は「国民の財産領土の保全、安全」「教育」「国民が飢えない」にあるが、相手国に食糧を輸出することで逆に相手国の食事情を支配しよう、というもの。でも、これについてはアメリカよりもむしろ中国側がかなり露骨なことをやっていて(いつぞやの日中貿易摩擦に対する報復的セーフガードとか)、そのへんで懲りてから日本は食糧の多角的輸入やFTA締結に前向きになった。それでも穀物や肉類の対米依存は小さくない。アメリカ政府(現在は米共和党)が牛肉問題で対日融和シフトで動いているのは、ブッシュ=小泉の私的交友の問題だけではなくて、対日強硬態度に出た場合に対日食糧支配権を中国にかっさらわれてしまう可能性を警戒しているのかもしれない。対してもしこの問題が米民主党時代に起きていたら、米産牛についてアメリカ側の譲歩はほとんどなく強硬姿勢が貫かれれて日米摩擦の激化につながったかもしれないし、基本的に親大陸策をとる米民主党が中国による日本の食糧支配を許したかも知れない。どちらにせよ、日本の頭越しに日本の食糧政策が左右されていた可能性は大。アメリカが日本に災厄をもたらすのは、だいたいいつも米民主党政権時代。共和党政権時代はむしろ日本にとって喜ばしいことのほうが多いのである。

*4:ブレーキが甘くなるのでかなり気を遣うけど(^^;)、100kgまでなら運んだこともあるし。

*5:タマネギとかピーマンとかトウモロコシとかカボチャとか