にんにく

先だって、どっさりもらった野菜や米の中にあった、農家の方が自家消費用に作ったというにんにく。
どっさりあるので、3個分ほど皮剥いてボイルドガーリックにしてみた。
百均で買ったPPの蓋が付いた500ml入りくらいのガラス瓶が、案外使い勝手がよくて、3個でちょうどこの瓶一本分になる。


ボイルドガーリックについては、知己友人からときどき「あれってどうやって作るんだっけ?」という問い合わせを貰うので、もう一度おさらい。


まず、にんにくの皮を薄皮まで全部剥く。
根元の部分や傷んでいる部分は切り落とす。
黴びているものは、匂いが移るので諦める。
次に、鍋ににんにくを入れ、水をひたひたになるくらいまで入れる。塩もひとつまみほど入れる。
火に掛け、沸騰したら火を止める。粒が大きめの場合は、沸騰してから30秒くらいしてから火を止める。
火を止めたらすぐに湯を捨てる。
にんにく入りの鍋に再び水をひたひたになるくらいまで入れ、再び塩をひとつまみ入れる。
これを火に掛け、同じように沸騰するまで強火で加熱。
沸騰したら火を止めて、湯を捨てる。
煮沸殺菌しておいた容器(広口のガラス瓶などがいい)に、湯切りをしたにんにくを全て入れ、オリーブオイルなどを注ぎ入れて蓋をする。
瓶の温度が下がってあら熱が取れたら、冷蔵庫にしまう。


これでだいたい1〜2カ月くらい保つらしい。
茹でることによって、匂いが和らぎ、また加熱されているので柔らかくホコホコで甘い状態で保存できる。料理に使うにしても下拵えが出来ている状態なので、使い勝手がよい。そのまま塩胡椒+チリパウダーを振って摘みにしてもよい。しばらく寝かせるとオイルににんにくの味と残り香が移ってガーリックオイルになるので、それに塩を入れてパンとか付けて食うともう最高。


「にんにくの油漬け」と聞いて、生にんにくを入れる人が多いようなのだが、にんにくを生のまま付け込んでもまろやかにはならない&ガーリックオイルもかなりとげとげした、腹下しやすいものになってしまう。
ボイルドガーリック&ガーリックオイルは、必ず火を通すこと。
湯から茹でるのではなく、「水から茹でる」「2回茹でる」が基本。
火を通しすぎると(特に二回目)、香りが飛びすぎてしまうので、香りを残したい人は二回目の茹で時間で調整。
粒が大きい国産にんにくは、中まで火が通りにくい。さくさくした歯触りが苦手/ホコホコした歯触りのほうが好きな人は、二回目に湯を捨てる前に一粒味見して、火の通り具合を見たほうがいいかもしんない。